トビコンが海の状況を教えてくれた結果(黒田俊浩)
テスター9月29日(日)山口県の徳山湾で某クラブチームのチヌ釣り大会が開催され招待を受け参加した。
この日の優勝は1匹長寸。
降りた磯は写真のように磯?岩?の上(笑)。竿下右は5メートル、前は7メートルの水深がある。潮は右に流れる。
手前から潮に乗せてトビコン0号セット、ウキ下は潮の速さも考慮して6メートルに浮き止めをした。
3投目にトビコンが真横にスーと動いたので合わせを入れると35センチのチヌが釣れた。トビコンが真横に動くことは浮いている証拠。これがトビコンの視認性の良さの一つだ。
ウキ下一気に2メートルにする。そこからポツポツ2桁くらい釣ったところであることに気づいた。型が33〜35センチまで、これは大きいのが出そうにない。正面20メートルへポイントを作る。撒き餌は手前と20メートル先へ、するとまたしても30センチ級のチヌが釣れた。ならばポイントを30メートル沖へ作る。すると今までにないトビコンの動き、ジワーと沈む、今日にないアタリでトビコンが消えたところで合わせを入れると44.5センチの重量感たっぷりのチヌが釣れた。そして同じポイントで42センチを追加。この時期45センチ級が釣れたら優勝できる予感はしていた。あと一歩、いや、あと1cm届かず優勝は逃した(笑)。
この磯の周囲は見えただけで、40センチ級のチヌが15匹程度終始浮いていた。チヌの魚影が物凄い磯である。でもこのような場所だから型狙いの勉強ができ、ガン玉の打つ場所や撒き餌の打ち方、普段やらないことを実践できて充実した1日になった。