フィッシングレポート

Fishing report

2023年9月28日

MORNING チヌと青物情報

中村幸春

広島湾の海も水温低下と重なり、非常にclearになって来た
護岸のフジツボは、ほとんど食い尽されている
黒鯛も常食しているけれど、一番食い尽しているのがタナゴと河豚
そー餌が無くなったんだ
エイも見かけなくなった
それでもオイラに取って黒鯛は商いの要だ
数少ない黒鯛をバラさずに、取り込める強靱なtackleで挑まないと
バラしていたら、遊びで終わる
今年の黒鯛で結んだハリスはFGの6号まで太くした。
これで喰わせたら、満足感が味わえる
細ハリスで喰わせることと極太ハリスで喰わせる意味は別次元
別に細ハリスを扱うことが、悪い意味では無い
メバル釣りをしていてハリス0.8号で80cmの鱸も取り込めるけれど
6号ハリスで黒鯛を仕留める事がどれだけ必要な事か!
釣ればわかるはず
そー⒈,2,3,号までは誰でも掛ける事ができるけれど、障害物の奥の奥で掛けると、わけなく切れる
そのバラシを多々味わうと、ホンなら切れない太さまで上げてみたら6号が境界線みたいな感じだった
さすがに6号FCなら簡単に切られない
今度は竿が折れる
今年の黒鯛では3ホン折れた
全てスリットの奥で掛けた黒鯛での取り込む中のこと
20年前に愛用していたプロトレックの1.2号もバラバラ、鱗夕彩もバラバラしかもHHの一番強い竿がバラバラ
そしてグレ釣りの1.2号もバラバラ
さらに愛用のボーダレスも折れた
ホンで買ったのが、海上釣り堀竿
S社の青物用の穂先はグラス竿
これはマジでBoat黒鯛には適している竿だ
自重も軽いし 穂先のグラスは最高の曲がりを醸し出す
筏での黒鯛ならハリスは⒈号で十分取り込めるけれど、護岸1cmを攻める落とし込みは異次現なんだ
掛けた黒鯛を、完璧に取り込んで、活かせて上手く出荷できれば、オイラの釣りは完結する
〆が悪いと、卸価格にもろに響く
そして痩せた黒鯛は、「ダメ」と忠告される
海水がclearで餌が少なく、減少している黒鯛の中から太っている黒鯛をいかに掛けて取り込むか?
夢丸はエレキ操船するからエンジン音は響かないし、スパンカーも取り外しているから影も出さない
それでも10m以内に近づく事は非常に難しい
少しでも影が動けば周辺の黒鯛はいなくなる
一瞬で終わり
赤潮の時の黒鯛は目の前で簡単に掛ける事ができるけれど
今からはフカセ釣りが有利になる
今年はいつまで黒鯛を狙えるかわからないがそろそろ終わりじゃね
ホンで、夢丸の直ぐ側でバシャバシャしているのが、ハマチと鰆
半端ないほど暴れまくっている
鱸も跳ねている
しかし、値が安いハマチを取り込んでも、ガソリン代にもならない
黒鯛の方が値がEEから仕方無いけれど、もう少しハマチの値が良いなら、オイラも本気で挑むけれど
LureをCastingする気力も無いぜ
Super BOILのほとんどがハマチ
時々単体で飛んでいるのが鰆
波止際でサヨリを追いかけ回しているのが鱸
秋の鱸も値が悪い
そー産卵前の魚は値が下がる
ホンなら障泥烏賊がEEけど、これも20kgも釣れない
せいぜい10kg程しかも燃料はアホみたいに消費してしまう
昨夜市場でカサゴが並んでいた
「カサゴはいくらぐらいですか?」するとハマチの3倍はするとか!
カサゴなら10kg釣ればEEゾ
黒鯛が終わるなら カサゴ狙いじゃで
今朝から夢丸胴付き仕掛けを制作
秋のカサゴはまるまる太るから期待できる
カサゴも夢天と夢丸胴付きで楽しめる!熱いぜ!
11月頃から鰆もエエぞ
鱸は春までお預け
真鯛も値がつき始めるのは初雪が降り始めてからだ