フィッシングレポート

Fishing report

2023年1月27日

愛媛・御五神の磯 寒グレ(矢部 卓)

テスター

寒グレを狙って愛媛・御五神の磯へ19日、出掛けました。
午前6時過ぎ出船して沖の抽選場へ到着。
私は「本島のカド」という初ポイントへ。引きの本流が左沖からやや斜めに当たってきながら磯に沿って流れ、東沖の先端から由良半島方向へ向かっていた。

「今はこの本流釣りしかなく、潮下15m位に出ているサラシとの合流点が狙い目」と仕掛けをセット。ウキを潜らせて本流の潮をとらえるのに体積が大きい「AZ-29DM」をチョイスした。浮力を00に設定して投入した。

ウキが合流点に到達すると、潜っていき、イサキが連発。しかし、3投目には少し状況が少し変わって潜らなくなった。

そこでウキのトップをくるりと捻って浮力を-G2に変更。ウキ止めストッパーの下にジンタンナマリBを打って打ち返した。いい感じで潜っていき、スプールからラインが「ト、ト、トー」とリズミカルに出ていく。風波が強く、サラシの影響も受けるのでラインメンディングに細心の注意を払いながら流していった。

すると、30m程潮下にある大きな鏡潮にぶつかるあたりでブルルーッとラインが飛び出た。「来た!」と合わせると、ドスンとした重量感。「こいつは大きい。底で掛けているから強引なやり取りは根ズレで切られやすい」と竿が弧を描いた状態でキープ。すぐに相手が動き出したからその曲がりを維持しながらリールを巻いた。

途中でギュンギュンと締めこまれた時はドラグが逆転する。「いいね~!」とウキウキしながらやり取りした。無事、タモに収まったグチブトは46㎝のナイスサイズだった。

その後は潮の流速や角度の変化などに対応するためナマリを3Bまでで調節。昼前までに2尾追加すると、潮が緩んできた。それに伴って潮下30m付近の鏡潮が消え、わずかながら引かれ潮が発生。「いい感じ」とナマリを全部外してウキのトップを捻り、-G5位にセットした。「どうだろうと」投入すると、仕掛けがなじんだらサシエがウキを引っ張るような感じでジワーッとしもっていった。「バッチリ」と期待しながらハリス(10m)とショックリーダーの結び目が水面上をキープするように操作した。期待に反してアタリがなく、サシエが取られない。

「もっと深く探ってみよう」となるほどウキ止めをウキ止めストッパーまで下ろしてスルスル沈め釣りに変更。イメージ的にはウキ下3本くらいで連発した。
結局、午後2時の納竿までで40~46㎝の型揃いのグレを5尾と30~35cmのイサキ4尾をキャッチできたからよかったです。

今後は水温低下と産卵期に入るので本島の地磯や手前の磯が狙い目となります。また今年は御五神や日振島などの沖磯のグレは身に脂がのっている個体が多いので食味もグッドですよ!

テスター 矢部 卓

「うえむら渡船」携帯電話:080-6385-9979 料金:7000円

*日振島には「浜崎渡船」(電話:0895-28-0212 料金:7000円)がお勧めです。