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フィッシングレポート   中村幸春さんによるフィッシングレポート
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2021/6/30
















2021/06/28 中国新聞社SELECTの取材!


サゴシと黒鯛
近所の立葵が満開
そろそろ、黒鯛の荒食いが始まるころ
起床して風を聞く


北東のべた凪かな?
潮は?多分6時頃干潮かな?
普段は、見ないでも満潮時刻はわかるが、
最近サボりすぎている


潮見表を見ると、なんと6時30分が干潮
まだ勘は鈍っていないかも?
直ぐに落とし込み用のカニを採取に出かけた
すると、満ち潮が早くも動いている


いつものCrab Paradiseは潮が満ちていた
直ぐに2Paradiseに向かう
ここはカニ取り専用にブロックをかぶせている


ここを、はぐれば一網打尽
10分ほどで60匹ほど採取成功
全部丸呑みサイズのCrab


仕掛けは、S社のガチガチの落とし込み竿に
GOSENのOJライン3号、おもりは4B
針はちぬ針5号と6号


ホンでサゴシ狙いにルアーとジグをSETした
オイラ一人なので気楽な釣行だ


まずはサゴシを狙う
イワシの真上でジグをCasting巻くとGON
その後は無反応!直ぐに飽きた


満潮12時頃なので黒鯛に向かう
ここもブチ通ったチヌParadise


カニを装着して1投目、直ぐにGON
50cm近い黒鯛
久々にロットが満月にしなる
やっぱ、黒鯛は黒鯛
実に面白いし、ぶち引く


良く居着きが黒く回遊黒鯛は白いとか言うけど
完全にこれは間違いと思う
なぜなら、いけすに入れると直ぐに全部銀色になる


おいらが思うには、
日陰で過ごしている黒鯛は黒くなり
明るい場所に棲む、黒鯛は銀色
どちらもその環境に合わせて体色が変る。
保護色を持っているはず


オイラが元気な内に、孫に釣らせてやりたい!
しかも、
オイラが釣り込んだ釣方すべてを全部伝えたい
まずはのべ竿での探りから、次に落とし込み、


次に紀州釣、ウキふかせ釣り、最後に
夢丸からの落とし込み


そー黒鯛ほど様々な釣り方が確立された釣魚は少ない
しかし、漁師達は目も向けない魚
なぜなら、1kg300円の魚を何万円もかかる建網で
捕るほど馬鹿げている事は無い


また黒鯛、ぺったと底に横たわる事ができる!
これで網をかいくぐる
さらに、
この黒鯛、立葵が咲き始めてからが美味くなる


春の黒鯛はお世辞でも美味いとは言えない
7月8月のイガイを貪った黒鯛はホンマ美味い


IF、この黒鯛が1kg2000円するなら、毎日追いかける
30年前は、真鯛と変らない価値ある魚だったのに!!
様々な釣り方があるのも黒鯛の魅力


60匹ほどのカニが2時間ほどで無くなった
デカふぐもめちゃクチャ釣れる
しかし、全部Release


このふぐ!!
フジツボやイガイをむしゃむしゃ食べている
黒鯛が牡蛎の害魚と言うけれど、
ホンマはタナゴやフグが常食していると
オイラは感じている


なぜなら、釣り上げたフグがゲボすると、
フジツボがわんさか出てくる
黒鯛はイガイをたんまり食べているが、
フグは鋼歯を持っている。


帰りにNoronoro周辺を確認したら、
間違いなくサゴシが跳ねていた
デカくは無いが、
そろそろ回遊が本格的になったかも?


この日の黒鯛知り合いにお裾分けする分だけ
持ち帰り!!


知り合いの黒鯛博士に連絡すると、
「中村さん30cmサイズがほしいよ!」
「50cmでもええけど」


黒鯛研究では、30cmサイズの小型が必要みたい
何でも害魚扱いで、
広島の黒鯛の漁獲高は全国5位とか


元々全国1位だったのに
なんか心苦しい
孫の世代に、幻とならないため、
害魚扱いはしないでほしい


さらにもう一度放流を考えないといけない!
漁師達が価値ある魚として出荷すれば絶対にエエ
この日の黒鯛は、我が家では少しだけ刺身と、塩焼き


そして黒鯛味噌を造る予定
鯛味噌より美味いけど、
伝わらないのがもどかしい!!


広島の夏はコベタと言って、
20cm〜30cmサイズの黒鯛が良く釣れていた


塩焼きも美味いが、甘辛く煮付けて、
そうめん出汁にする
ハゼ出汁と変らないくらい美味い魚だ!!
立正安国!!