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フィッシングレポート   中村幸春さんによるフィッシングレポート
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2018/12/11































12月9日 Night 鯖


太刀魚は難しそうなので、夜の鯖釣りに出た。
この時期が太刀魚は一番エエ時なのだが!!
何でこんなに釣れないのかwhy?


豊漁なのが鰺、鯖、鰯の青物
特に今年の鯖はかなりの群れが瀬に居着いた


この鯖の回遊は太刀魚より定期的なコースをたどる
しかし、潮が分からないとダメ


そこで今夜の出船は21時30分と遅め
この夜はHママとゴリさんンも参加


仕掛けはヒロミ産業社のハトライト2号に 
まるふじのめばる胴突き
Hママは8−1.2号にウキは装着しないで
15号オモリを背負う
オイラとゴリさんンはハトライト2号に2号オモリ
餌は上段2本を土佐カブラ最下段を青虫


Hママは海底を攻める
オイラとゴリさんンは水面下5mから7mを狙う
そー駆け上がり付近を攻める


開始1投目でHママが鰺やメバルを掛ける
直ぐに鯖も回遊してきた
ここから鯖RUSH
潮が止まるとホンマ直ぐにどこかに行ってしまう鯖
しかし、鰺とメバルは底の付いたままなので、
潮さえ動けば釣れるけど


浮き下6m程のウキ釣りでは、
メバルはほとんど釣れない
その代わり、胴突きをしているHママは
怒濤の入れ食いをしている。
ズーッと釣れている。


平アジも十分なSIZE
鯖はいきなり回遊してくるので、
餌の青虫はクネクネ動いていないとダメなのだが、
気温?°この寒さでは 
ゴカイもパーチクリンになっている
ダラ〜ンとぶら下がっていてはまず釣れない


回遊して来たとき手返しを早くしないとダメ。
しかし、釣り上げた鯖が、
暴れると身焼けしてコレも全然食えない
そー鯖は 活き〆しないと価値は無い魚
首折れ鯖のBrandも関鰺 
関鯖も網で捕る鯖では無く、釣り上げて締めている鯖


特に関鯖は一晩生け簀で活かして、SIZE分けしている
特定の選別人がSIZEを分けるのがが、
手網で1匹ずつ素早く生け簀に分ける
そー手で触ることなどしない
目方も目分量


このやり方で、最後は神経締めして送り出す
すると、網鯖の10倍の値が違う鯖に仕上がる
いついなくなるか分からない鯖
もどかしい!!


一番エエのは、生け簀に落とすのが最善策
その時、
鯖を針から外すとき、手かぎがあれば鯖は傷まない
一晩活かした鯖を神経締めすれば極上に仕上がる


しかし手間も半端ではない
コレが職業と趣味の違い
分かってはいるけど、
どうしても釣り上げるのが優先になる
回遊待ちの釣りなのでControlはできないのが辛い


午前1時あまりにも寒いので納竿した
Hママの怒濤の入れ食いは続いていたが、「もーエエよ」『『ゼイゼイハーハー」
ゴリさんンも鯖をしこたま取り込んでいた  


Hママに「いりますか」と言っていたが、
「これだけあれば十分!!」とやんわり断っていた
そー帰宅してからが大変だ
全部一人で仕込まないとイケン


オイラは慣れているからエエけど、
水道水もブチ冷たい
魚商はホンマ重労働


釣る事も大変、運搬も大変料理も大変
全てがそろわないと美味くならない
まーどんな商いも同じだけど


鯖の運搬方法
海水と氷をクーラーに入れて冷やしておく
放血した鯖を入れると、血液が混ざる
この血液が大切


pHを維持する役目が血液にはある
従って、鰺や鯖を運搬するときは、
海水を汲み変えないようにすることが大切
鯖や鰺は真水に触れると白濁してしまう
コレを防ぐのが塩分濃度と血液Hp


直接氷りに触れないようにすると
青さが増して見栄えも良い